NDS、ゼノサーガI・IIクリア後インプレッション

15時間ちょいでクリア。
ダージュ以来、今年2本目のクリアしたゲームでした。
というわけでここからは感想を。
ゲームのジャンルとしてはRPGなんですが、
基本はノベルゲーで合間にダンジョン探索や戦闘をこなしていく感じ。
ストーリー部分はいろいろ書きたいことがあるので後に回しますが、
ダンジョン・戦闘パートではとにかくテンポがよく。
ダンジョンの長さは程ほどで、携帯ゲームに向いてるな、と。
戦闘システムはEP1のものを改良した感じで、
敵も一、二撃で倒せるのでEP2のような冗長さはなく、
かといって、ヌルゲーかというと意外とそうでもなく、
気を抜くとザコ相手でも全滅させれることもあったりで、
バランスは良好といった感じでした。
個人的には新しく追加されたフォーメーションの要素が良かったかな、と。
味方の配置によってステータスアップなどの
様々な恩恵を受けることができるのですが、
敵の攻撃でノックバックされて陣形を崩されたりと、
一方的に優位な状況ばかりにならないのは
作業感を感じさせなくてよかったかな。
後半はやや反則気味な陣形も覚えますが…。
続いて音楽面は、可もなく不可もなくといったところ。
ゼノサーガは光田、もしくは梶浦ミュージック以外の
部分は微妙かなー、やっぱり。
最後にシナリオ関連。
PS2版のEP1、2を全20章+サブストーリーで構成しているのですが、
ダイジェストチックで演出過多もなく、サクサク進められるのが
ちくちく進める派には嬉しいところです。
ゼノサーガといえば、ムービーという印象も強いのですが、
それをテキストでうまく魅せて再現してるのはやっぱり
脚本の力が強かったなと思います。
ちなみに今回は高橋哲哉氏が戻ってきています。
パイドパイパー以来ですね。
ストーリーは基本はシオン視点で進むのですが、
それ以外の視点の箇所はサブストーリーという形で再現されています。
ジギーのモモ救出やアンドリューの過去など。
サブストーリー開始時と終了時のキャラの独白が
いかにも高橋節といった感じで、印象的でした。
EP2部分はかなりの具合で改変がかかっています。
シオンのヴェクターへの疑念やE.S.搭乗の経緯、
ケイオスとCEOとの絡みなど、PS2版では描写が曖昧だった
部分が強化されたのは嬉しいところ。
個人的にはカナンやヴォイジャーとジギーのPP絡み、
バージルのE.S.機との戦闘の追加なんかがくすぐられました。
逆にEP2部分で割と好きだったKOS-MOSがタブバイクに乗るシーンが
なくなってるのはやや残念。
EP3はPS2版EP2基準で脚本も米坂氏っぽいので、
DS版3も出してほしいところです。
EP3も改良されてよくはなっているようですが、
このテイストでのDS版3も見てみたいです。

とまあ、長々と書いたわけですが、
新規層には専門用語を多用されるので、やや解り辛いと思いますが、
PS2版EP1、EP2をプレイされた方には是非、触れて欲しい一本です。
特にEP2あたりでガッカリした人にお勧めしたいところです。