NDS、『みずいろブラッド』プレイインプレッション

バンダイナムコゲームスから発売された即死系ハチャメチャラブコメディゲームです。
基本はミニストーリー&ミニゲーム集。
全40話構成でストーリーの合間にミニゲームが挿入されます。
1話あたりのテンポが良く、手軽に進められるのはいいですね。
ミニゲームは40とかなり多いですが、お題違いの使い回しが多いので、
ゲームのバリエーションは多いとは言い辛いです。
内容は大きく分けると文字入力系、
(分類するとよみがな、しりとり、あなうめ、ツッツクツー、ジリジリ(連続言葉の連想)、
文字記憶、反転文字、動く文字、一文字違い。)
かけっことシューティングの3つで分類されます。
文字入力系はお題違いでも出題内容が普通の知育系から
突飛なものまで(国当て、死語あて、連語など)あり、
問題のシュールさとボキャブラリーの豊富さは光るものがありました。
例えば、しりとりでは『○○○ぷ』と答えたら、無理やり次もその次も『○○ぷ』で
ねじ込んできます。『ぷるとっぷ』など。
文字の認識、識別が良好なのもあり、意外と面白いです。
逆にかけっこはちょっと手抜き感を感じました。
かけっこはみずいろちゃんをタッチして加速させ、障害物をジャンプで越してゴールを目指すというもの。
シューティングはタイミングよくターゲットにタッチしなければいけないので、
シューティングというよりは音ゲーですね。太鼓の達人とかもこんな感じになるんでしょうか。
ストーリーは思ったよりブラックな部分は少ないですけど、雰囲気は出ていたかと思います。
コミカルアンドセンチメンタルアンドデスメタル
テンポとノリが良いので飽きにくいのは良かったかと。
終始、こんな感じかも思ったら最終話は割とシリアス。
往年のナムコファンにはお馴染みの用語も出てきたりします。
ラストの演出もベタですけど、なかなか良かったです。
BGMもなかなか印象に残るものが多かったかなと。
スタッフロールにはもじぴったんアイドルマスターの楽曲製作の
MONACA岡部啓一氏が記載されていました。
http://www.monaca.jp/staff.htm
クリアまでの時間が3、4時間と短いのが難ですが、
アイテムをコンプするには結構、時間が必要かと思います。
俳句のすれちがいはやってないのでノータッチ。
最後に嗜好としてはきみ死ねとかが合った人ならやって損はないかと思います。
小さいお子さんとかにはボキャブラリー的な問題がやはり辛いかと。
ボリューム的には後1000円安かったら、文句無しだったのですが。
個人的には発売される過程も楽しませてもらったので結構、満足しています。

みずいろブラッド

みずいろブラッド